目の病気について
アレルギー性結膜炎・花粉症
アレルギー性結膜炎とは
上まぶたが上がりづらく、垂れ下がったままの状態を眼瞼下垂と呼びます。
両眼の場合もあれば、片眼の場合もあります。
眼瞼下垂は、目が開きにくいだけでなく、日常生活をしていく上で疲れやすくなり、肩こりや片頭痛などの症状があらわれることもあります。
[主な症状]
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目のかゆみ
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目の充血
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目がゴロゴロする(異物感)
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涙が出る
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目やにが出る など
アレルギー性結膜炎の種類
花粉症(季節性アレルギー性結膜炎)
花粉症は、植物の花粉によって引き起こされるアレルギー症状の一種です。
「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」「目のかゆみ」などの症状を引き起こします。
原因となる花粉には、スギ、ヒノキ、マツ、ブナ、ヨモギ、イネ、ブタクサ、カバノキ等が挙げられます。
花粉症では、毎年決まった季節に症状がみられることが特徴です。
花粉症の季節が判明している場合は、初期療法がお勧めです。
通年性アレルギー性結膜炎
季節に関係なく、身近にあるハウスダストがアレルゲンとなる結膜炎です。
ハウスダストとは、ホコリやダニ(死骸やフン)、カビ、フケ、ペットの毛などです。
一年を通して症状が慢性的にみられるのが特徴です。
春季カタル
アレルギー性結膜炎の慢性重症型です。
ハウスダストやダニ、カビ、花粉や動物のフケなどが原因となります。
春季とは若年者という意味で、症状は1年中でます。目のかゆみが非常に強く、黒目(角膜)の表面に多くの小さな傷ができるために異物感が強く、光をまぶしく感じます。炎症が強いときは、角膜に白い混濁ができることがあります。ひどくなると、混濁部分で上皮が剥がれ落ちて「角膜潰瘍」という状態になることもあります。視力低下にもつながることがあります。
巨大乳頭結膜炎
巨大乳頭結膜炎とは、上まぶたの裏に、ぶつぶつとした突起(乳頭)が多数発生し、炎症を起こしている状態です。
コンタクトレンズについたタンパク汚れの変性物に対するアレルギー反応が原因で、汚れたコンタクトレンズで発生します。異物感、くもり、目やになどが出るほか、重症になるとコンタクトレンズが上方にずれやすくなります。
症状が出た場合にはまずコンタクトレンズを中止し、眼鏡に切り替え、なるべく早く眼科を受診しましょう。
アレルギー性結膜炎の治療
アレルギー性結膜炎は主に点眼薬、軟膏、飲み薬の3種で治療を行います。症状や目的、重症度に合わせてさまざまなお薬があります。病状や患者様のライフスタイルに合わせてご提案いたします。
また、花粉症で眼の症状だけでなく、鼻水や鼻づまりなどの症状が現れる方も受診していただけます。
問診をしっかりと行い、症状に合わせて薬の処方をいたします。
花粉症の初期療法
花粉症の季節が判明している場合は、症状が出る前の花粉飛散時期の約2週間前から、または症状が少しでも出てきた段階で治療を開始することで、症状の出現を予防したり、軽くしたりすることができます。
毎年花粉症がつらい患者様は、症状が出る前に受診いただくことをおすすめします。